ー災害ボランティアセンターメモー 高校生ボランティアの力

若い力で地域に活力を 高校生ボランティアの活動から見えてきたもの

 7月の豪雨災害では多くの方々にご支援を頂き感謝申し上げます。大石田町災害ボランティアセンターを立ち上げるにあたっては、尾花沢青年会議所、尾花沢市社会福祉協議会から早々にスタッフとしてご協力を頂き、山形県社会福祉協議会から災害ボランティア設置についてのアドバイスを頂きながら、何とか大石田町災害ボランティアセンターを立ち上げることができました。

災害ボランティアセンターの設置以降も、断水が続き、衛生管理の面からも災害ボランティアの募集は大々的にはできず、水道が復旧するまでは地元の有志の方々で細々と支援活動を行うつもりでいたのですが、いざふたを開けてみれば、地元のほとんどの建設業の方々や各団体の方々、保育所の先生、中学校の生徒に先生、高校生、有志の方々(町外・町内)と、ほぼオール地元で復旧支援活動が始まりました。

一貫して支援を続けてくれた県内企業と青年会議所には感謝しきれませんが、最初から最後までボランティア活動を続けてくれた高校生には感動しました。山形県立新庄北高等学校と山形県立北村山高等学校です。疲れの出始めたボランティアセンターにあって、若い高校生たちの姿は、大きな励みになりました。

私が一緒に活動した北村高等学校野球部の皆さんは選手が4人、女子マネージャーが2人という構成でした。白球を土のう袋に、バットを廃材に持ち替え黙々と作業する姿がグラウンドでプレーする姿と重なり、とてもかっこよく見えました。

復旧作業だけでなく、ニーズ調査にも高校生が活躍しました。緊張しながらも被災者の言葉に耳を傾けていました。

高校生ボランティアが災害復旧支援活動に参加してくれたことで、次世代に繋がりができたようで、地域に活力を与えてくれました。