内山節 哲学公開講座

哲学者 内山 節 公開講座

内山節 哲学公開講座について

なぜ、哲学なのか。

社会福祉協議会の活動と哲学の関係は?と問われても、焦点を合わせるのは難しい。
哲学といえばカントやらニーチェやら思い浮かべただけで、絶大な催眠効果が出そうだが、ここでいう哲学は私たちが社会生活を営む上で築きあげた暮らしの在り方や精神の習慣であったりする。
「山里の哲学者」として知られる内山節は群馬県上野村での暮らしを起点にして、現代社会を見詰める。
山間部で暮らす一人暮らしのお年寄りは場合によっては社会福祉協議会の支援が必要となるかもしれない。集落の人々も次々に都市部へと移り住む。それでもそのお年寄りは山里で暮らし続けることを選択する。
何故?
内山節の哲学はここに焦点を合わせる。
社会福祉協議会の仕事は、人が生きることをサポートする。どのようにサポートするか、という問いは、同時にサポートする側にもどのように生きるか、という問いかけもする。ここに哲学は光を放つ。
日程詳細は下記をご覧ください

 

●開講日 10月6日(木) 午後6時30分~
●会場: 大石田町福祉会館(大石田町中央公民館)

=つながりの中で生きる=
不安定な時代を生きるために

 「山里の哲学者」 として知られる内山節は群馬県上野村での暮らしを起点にして、現代社会を見詰める。
山間部で暮らす一人暮らしのお年寄りは場合によっては社会福祉協議会の支援が必要となるかもしれない。集落の人々も次々に都市部へと移り住む。それでもそのお年寄りは山里で暮らし続けることを選択する。
何故?
内山節の哲学はここに焦点を合わせる。
社会福祉協議会の仕事は、人が生きることをサポートする。どのようにサポートするか、という問いは、同時にサポートする側にもどのように生きるか、という問いかけもする。ここに哲学は光を放つ。

 ◆プロフィール◆

1950年東京生まれ、20代の時にたまたま通りかかった群馬県上野村で神流川のヤマメを追う日々を送る。
やがて村の人々と仲良くなり、土地を借りて畑を耕す。東京と上野村を往復する生活を現在も続ける。
上野村と東京を起点とする思索は数々の著作を生み、多くの人々を勇気づけ、生き方に影響を与えている。

著作の一部
「労働過程論ノート」…田畑書店、「山里の釣りから」…日本経済評論社、「存在からの哲学」…毎日新聞社、「労働の哲学」…田畑書店「哲学の冒険」…毎日新聞社、「自然と労働」…農文協、「自然と人間の哲学」…岩波書店、「情景の中の労働」…有斐閣、「山里紀行」…日本経済評論社、「時間についての十二章」…岩波書店、「森にかよう道」…新潮社、「子どもたちの時間」…岩波書店、「貨幣の思想史」…新潮社「自由論」…岩波書店、「ローカルな思想を創る」…農文協、「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」…講談社、「怯えの時代」…新潮社、「共同体の基礎理論」…農文協、「文明の災禍」…新潮社、「内山節著作集」…農文協、ほか多数。